徳原真人のガーデニングABC
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第82回 新しいガーデニングに挑戦

文・写真/徳原真人 掲載日:2013年1月1日

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明けましておめでとうございます。

本年も穏やかな心豊かになる一年となりますことをお祈りいたします。
私の住む栃木(北関東)では、一昨年の東日本大震災以来、市場がやや冷え込んだように思います。そんな中で少しでも役に立ち、楽しいガーデニングを昨年から取り入れています。でも、そんなに大げさなものではありません。昨年夏の第76回のコラムの中でも紹介しましたが、花壇に草花と野菜をミックスして植栽することです。

野菜コンテナ:花壇に草花と野菜をミックス

我家では、3本ほどのミニ系トマトを植えているだけで、家族3人分の供給は十分でした。
コンテナでやっても同じことです。上の写真は、公園内のレストラン入口に設置した木製のオリジナルコンテナで、中心にブロッコリーを配置しハボタン、バセリ、ビオラ、オルレア、ビオラ、スイートアリッサムとポイントにクランベリーの赤実を植えてあります。


家庭では、イタリアンパセリ、ベビーリーフやコウサイタイなどを植えても良いと思います。右の写真は、部分的にアップしたものですが、中央の下はプラチナケールという品種のハボタンで、パステル系のビオラやバラ咲きのプリムラなんかを植えるととてもかわいらしいです。

初心者のガーデナーは、とかく主役揃いの植物をお店で買いがちですが、背景の緑や周辺の脇役になる植物が大切です。その意味では、冬は芝生が枯れこんでしまうので、4月までのオフシーズンにパセリを有効に使うことをお奨めします。

例えば、よく店頭で売られているミニシクラメンは、まとめて植えると発色性がよく綺麗です。しかし、家庭の花壇に20本も30本も植えることはコスト面においても大変だと思います。
そんな場合には、5〜6本くらい寄せて3ポイントくらい添景で植え、その周辺にパセリ7割とオルレアかチャービルなどの中茎のフッワっとした花を1割程度添えると、セリ科の脇役達の花が咲く5月下旬までずーっと楽しめます。
単位面積あたりのガーデンシクラメンの割合は2割くらい植えれば、全体として美しくバランスよく且つ、長く楽しむことが可能だと思います。

我家の庭だと最低温度がマイナス5度くらいになるので、マーガレットやユリオプスデージー等の丈のある植物は冬越ししません。ストックも1月中旬ころになりと難しいですね。

花壇の中のハボタン

ありきたりですが、ハボタンは2月下旬くらいまで重宝です。
左の写真は、ビオラや春咲きの1・2年草の苗が小さいので色添えのために植栽したものです。


がんばるブロッコリー

未明に降った小雨がブロコリーの葉上で凍って、ビーズのようになってしまった。

今年は、今までと同様な話題に加え野菜とか種から播いた草花の生育状況・開花状況なども小まめにショートなブログでお伝えしたいと思います。
それから、今年冬は、非常に寒いですね。冬のガーデニングはほどほどにして、夕方の仕事は速めに切り上げて、美味しい日本酒で鋭気を養うことも一方だと思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

Bloom Field
株式会社アイ・アンド・プラス Bloom Field事業部