■第26回 「アマリリスとその仲間」 |
![]() 戦前から作られてきたいわゆる「在来品種」は花がユリのようなラッパ型で、花色も赤や赤に白い絣の入るものだけでしたが、1950年ごろからオランダを起点に世界に広まった大輪系の品種は、花が大きく平らに開き、一枚一枚の花びらも幅が広くなって、花の見かけの直径は25cmにもなり、ピンクや白、絞り模様など格段に華やかなものになっています。 一方で、花が豪華になりすぎて傷みやすく、切花や花壇には必ずしも向いていないことから、一輪一輪の豪華さよりも落ち着いた色合いや優しい花型、切花向きには花茎が長くて花立ちがいいこと、鉢植え用には小型で花つきのいいものなど、近年では新しい方向にも目が向けられるようになり、日本でもこういった改良が盛んです。 |
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